"Fresh concert -CMD2004-"
〜より豊かな音楽の未来をめざして
出演者のメッセージ


《高橋 絵里(たかはし・えり)/ピアノ》

 初めてフレッシュコンサートに参加させて頂きます。声楽や様々な楽器を演奏される方々と共に舞台に立てることを、とても心待ちにしております。
 コンサートで演奏します「ショパンのソナタ第三番」は、鍵盤から溢れ出る音楽そのものがこの上なく美しい作品です。ショパンによって紡ぎだされたこの美しい音楽を、お客様と分かち合うことができましたらこの上ない喜びです。
 

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《鈴木 文(すずき・あや)/ソプラノ》

 『今回、フレッシュコンサートに出させて頂くことができ大変嬉しく思っています。
 色々な楽器の方たちと同じ舞台立つことがあまりなかったので、本当に楽しみです。
 ベッリーニの「夢遊病の女」の中のこのアリアは、アミーガナがエルヴィーノと婚約を交わす
 場面で歌われる歌で、祝ってくれる友人や親への感謝と、愛する人と結ばれる喜びに溢れた曲です。
 当日は、お客様にもしあわせな気持ちを味わっていただけるよう、精一杯歌いたいと思います。』
 
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《金子 直美(かねこ・なおみ)/ソプラノ》

 この度、このフレッシュコンサートに出演させていただくことになり、とても光栄に思っております。
 今回は、私の大好きな2曲、マスカーニ作曲 アヴェマリア、ドボルザーク作曲 歌劇『ルサルカ』より「月に寄せる歌」の2曲を演奏させていただきます。  
 私が歌を始めてから今年で10年程経ちますが、やればやる程音楽の奥深さがわかり、一生勉強だなぁと改めて思う今日この頃です。今回歌わせて頂くアヴェマリアは、私が音高に通っていた頃に一度歌った事がありますが、勉強し直してみますと更に高度で全く違った音楽に感じられました。
 まだまだ技術的には未熟ですが、聴きに来て下さる皆様に喜んで頂けるような演奏が出来るようこれからも日々努力していきたいと思います。

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《神尾 弥(かみお・わたる)/打楽器》

出演に寄せて...

今、様々な事が興る世の中で、目紛しく変化する地球。壱、人間として。また音楽に携わっていられる、壱、音楽人として。ナニカを発信出来る地球人でありたいと憶う。昨年のある日、ある場所に足を運んだ。その日は少しだけ曇っていて、少しだけ寒い日だった。そこには、今出来ることを精一杯、発信している多くの空気があった。その中に居る自分。人、各々にとって幸せなコト。幸せなモノ。自分が生まれ育った環境に居ると忘れてしまいがちな何かを、大切にしたいと想う。19歳の時、初めてこの楽器に出会い、以来、その存在自体に触れることにより発信出来る「ナニカ」に引き付けられたように感じる。とてもシンプル。故に何百通りもの「自由」を放っている。そんな中の何かひとつでも、どこかに響いてくれたなら.....

神尾 弥 (かみおわたる)

1978生まれ、埼玉県出身。2001年、国立音楽大学卒業。これまでに、百瀬和紀、M.Udow、D.DeSena、新谷祥子の各氏に師事。2002年、米国生活を経て、昨年12月、リサイタルを開催。現在、音楽と空間による舞台芸術をテーマにフリーで活動。埼玉新演奏家連盟々員。

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 《北川 葉子(きたがわ・ようこ)/ピアノ》

 このたびフレッシュコンサートに参加させていただけて大変嬉しく思っております。
 今回演奏するラフマニノフの「コレルリの主題による変奏曲」(1931)は、ラフマニノフがロシアから亡命した後に書いた作品です。祖国ロシア・ソ連に復帰することを強く願いながら、しかし祖国への帰国が絶望的となった後に書かれた、ピアノ独奏曲最後の作品です。
 亡命後のラフマニノフの作品には、祖国に戻れない不安感や孤独感といった心情が 作品に反映され、故郷ロシアを回想させるような物思いに沈んだ瞑想的・叙情的な性格がより色濃く見られます。この「コレルリの主題による変奏曲」もそのひとつです。
 原曲はA・コレッリ(コレルリ)のヴァイオリンと通奏低音のための「ラ・フォリア」という曲で、この曲を主題として20の変奏と間奏曲・コーダを持つ大変大きな変奏曲です。大ピアニストでもあったラフマニノフが様々な要素をおりまぜて感情を表現しているので、テクニック的にも大変技巧的です。
 今回の演奏でラフマニノフのメランコリックな響き、ダイナミズム、軽妙さ、深刻さなどから、ラフマニノフの音楽の持つ心情を感じていただけたら幸いです。

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《矢数 典子(やかず・のりこ)/ソプラノ》

 この度フレッシュコンサートに出演させて頂けることになり嬉しかったです。ちょうど卒業して演奏の場が少なくなっていたところだったので。今回演奏する曲は私が一番好きなモーツァルトの曲です。好きだからと安易に決めてしまいましたが、思ったより難しくて苦心してます。今回歌う2曲ともつらい恋の歌です。一曲めの『ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき』は恋人からもらった手紙を焼いたけど、心にはずっとながい間心に残れだろうという曲です。もう一つのアリアは夫の浮気に悩む伯爵婦人が、嘆き、昔の楽しかった幸せな思い出を回想し、再び夫の愛をとりもどすと決心する曲です。どちらも女性の揺れ動く気持ちを歌っています。そのせつない気持ちをすこしでも表現できたらうれしいです。

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《山口 有希子(やまぐち・ゆきこ)/ピアノ》

「昨年に引き続き、二度目の出演になります。前回はクラリネットとのデュオでしたが、今回はソロで出演させていただくことになりました。アンサンブルとはまた違った難しさがありますが、楽しんで演奏できたら、と思います。」

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《植田 さや香(うえだ・さやか)/ピアノ》


 昨年に引き続き、出演させて頂くことになりました。
今回は、ソロとトリオの両方での出演ですが、それぞれ違った面白さがあるので、楽しく演奏できるように頑張ります。



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