第7回 『Fresh Concert CMDJ2009 〜より豊かな音楽の未来をめざして〜』が、4月8日(水)午後6時半より例年通り、すみだトリフォニー(小)ホールにて開催されました。 今年は、アンサンブルでの参加が多かったため、10組16人、ピアノ伴奏者を入れると実に21人がステージに立ちましたが、出演者の人数としては過去最高でした。
 来場者については、昨年は土曜日の開催ということもあってか、この企画における過去最大の聴衆動員数を記録しましたが、今年はウィークデー開催ということもあってか、聴衆動員の面では、一昨年の水準に戻りました。しかし、演奏面では昨年に劣らぬほど充実しており、これから世に出て行く若い音楽家達の演奏とはいえ、聴衆に音楽の喜びと感動与える演奏が少なくなかったことは、喜ばしい限りです。
 ところで、今年の新しい傾向をみてみると、サクソフォーン四重奏による参加がありましたが、木管楽器奏者四人による四重奏は今回が初めてでした。また、フルート、ヴァイオリン、ピアノによる三重奏という編成例は過去にありましたが、ヴァイオリン、チェロ、ピアノによるピアノ三重奏は、意外にも今回が初めてですし、ピアノ連弾や、二台のピアノを含む作品が演奏されたことは過去にありますが、二台のピアノによる二重奏は今回が初めてです。また今年の目立った傾向として、日本人の作品が例年より多く演奏されたことです。野平一郎、西村朗、別宮貞雄、中田喜直の四人の日本人作曲家の作品が演奏されましたが、四人のうち三人は現存する作曲家です。演奏曲の面でも我が国で開催される若い人達のコンサートに相応しい内容になって来たとも考えられ、喜ばしいことかと思います。なお、個々の演奏については、ここでは触れません。『音楽の世界』2009年各演奏についての寸評を掲載しましたので、そちらをお読みいただきたいと思います。

     報告&写真撮影
         コンサート実行委員長:中島洋一

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左:『アンダルシア舞曲』を演奏する、高橋亜侑美さん(左)、岩下真菜さん(右)
右:インタビューを受ける二人:左から西山さん(司会)、高橋亜侑美さん、岩下真菜さん
 
左:『フィガロの結婚』のアリアを歌う大川博君、伴奏は富田優さん
左:インタービュー。司会の西山淑子(左)と
左:サクソフォーン四重奏:左より大澤さん、熊谷さん、佐藤君、小笠原君
左:インタービュー:左2番目より大澤さん、熊谷さん、佐藤君、小笠原君
左:ショスダコービッチを演奏する大羽由希子さん、工藤槙子さん、花澤春香さん
右:終演後のインタビュー 左から司会の西山さん、大羽さん、花澤さん、工藤さん
左:アーンの[雅なる宴]を歌う佐々木寿子さん:伴奏は遠藤圭一郎君
右:演奏後のインタビュー 司会の西山淑子(左)と
左:野平一郎作曲『響きの歩み』を演奏する小山佳美さん
右:演奏後のインタビュー 司会の西山淑子と
左:フォーレを歌う小木曽実奈さん、伴奏は森田真帆さん
左:インタビューを受ける小木曽さん:司会は西山淑子さん
コンサート報告 『Fresh concertCMDJ2009』
〜より豊かな音楽の未来をめざし
2009年4月8日(水) すみだトリフォニー小ホール

            開場前の記念写真
左:『仮面舞踏会』のアリアを歌う増子あゆみさん:伴奏は藤川志保さん
左:インタービュー。司会の西山淑子(左)と
 出演者が全員そろって、終演後の挨拶

左:グノーの『ファウスト』を歌う中山弘一君:伴奏は白取晃司君
右:インタビュー 司会の西山淑子(左)と
左:グノー作曲[宝石の歌]を歌う吉水知草さん:伴奏は森田真帆さん
右:インタビューを受ける吉水さん(右):司会の西山淑子と